Alliance | デジタルアーカイブ研究機関連絡会(DARA)


デジタルアーカイブ研究機関連絡会とは


1. 設立の趣旨

  我が国の主要な学術系デジタルアーカイブ研究関連機関・関係者が一堂に会し、デジタルアーカイブ
 の研究開発に関する情報交換・意見交換を行うとともに、予算、人材養成、研究基盤整備等共通の課題
 解決に向けて政府等関係機関に政策提言等を今後行なっていくことにより、我が国の学術系コンテンツ
 構築及びそれを支えるデジタルアーカイブ整備の促進に資することを目的として、「デジタルアーカイ
 ブ研究機関連絡会」を継続的に開催いたします。


2. 主要課題

 ①学術系デジタルアーカイブ(以下、DAと略)の研究開発及び整備の状況と問題点について
 ②DAの今後の研究開発の方向性について
 ③DA整備に関する諸課題について
 ④その他DAの研究開発に関わる事項


3. 事務局

 東京大学大学院情報学環DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座


4. 検討課題

(1) 標準化・規格化(MLA内、DA業界内)
・ デジタルアーカイブの構築・活用に必要な標準化事項の確認とその現状把握
・ 標準化・規格化の検討体制のあり方
・ 研究レベルと利活用レベルの違いにどう対処するか
・ メタデータ、分野別シソーラス等作成の主体
・ オープンソースの活用
・ 国際対応の必要性
・ 「デジタルアーカイブ」概念規定の再考

(2) 人材養成
・ 日本デジタル・アーキビスト資格認定機構による人材養成の継承・発展
・ キャリアパスのモデルづくり
・ DA研究開発人材の養成のあり方
・ 国民レベルのリテラシー普及

(3) 全国レベルの組織整備と研究開発体制の確保
・ 全国のDAコンテンツ状況の把握
・ 相互運用性を担保するナショナルデジタルアーカイブのあり方と研究開発連携体制
・ NDAセンター設置の必要性と所管行政のあり方
・ 根拠となる法律の整備と予算措置
・ デジタルアーカイブ学会の設立と目標設定

(4) 利用促進のための法律等制度整備
・ 利用促進に係る法的改善点の整理
・ 権利処理の迅速化・手続きの簡素化:制度的対応の可能性

(5) コンテンツ産業振興、教育利用等活用方策
・ 利用状況の把握(利用・利用者層別の対応)
・ 一般国民の関心惹起と利用促進策
・ 産官学連携の仕組み
・ 利活用コーディネータの必要性
・ 地域におけるDA構築と活用の支援
・ コンテンツ収集と利用コストの低減
・ DA構築・運用の設計開発モデル作成
・ 海外展開のための多言語化対応策

(6) 研究開発、DA構築・運用等予算の確保
・ 政府・自治体予算確保の方策
・ ファンディングの多様性確保
・ DA運用の継続性担保の経済モデル

(7) デジタルアーカイブの評価基準と全国的研究開発状況の把握
・ 研究開発機能、継続的な運用、適切な人材などDAの標準的評価基準の策定
・ DAの研究開発に関わる技術動向等の評価と情報共有